
2020トラック世界選手権で記録された世界記録で私が注目したのは以下の2つ。
フィリッポガンナ選手の個人追い抜き(4km TT) 4"02"
デンマークの団体追い抜き(4km TT) 3:44.672
どちらも驚異的な記録で、しかも記録が出やすいと言われる高地の競技場ではないので
競技場によってはさらに高記録が出ることが期待される。
この中でもデンマークの団体追い抜きの記録が気になるので色々な記事を読んでみた。
今回、取り上げた記事
DENMARK: TEAM PURSUIT WORLD CHAMPIONS – NEW WORLD RECORD 3:44.672
記事全体をただ訳しても仕方ないので気になった点を何点か。
・準々決勝→準決勝→決勝と2日間にわたり3回走っているが、メンバーの入れ替えはなし。
しかも3回全て世界記録を出している。
Ride after ride, the same four men – Lasse Norman Hansen, Julius Johansen, Frederik Madsen and Rasmus Pedersen – took chunks off times that had once seemed unobtainable.
RIDE MEDIA
競技時間が短いとはいえ、相当な高出力を出さなくてはいけないので
できれば走る人は入れ替えたくなると思うのだが、
走力の問題で4人以上揃えられない、
又はここまで高いレベルになると先頭交代のタイミングも
シミュレーションを何度もして最適なものを考えているはずなので
それを何人ものパターンを作るのが難しいのかもしれない。
・使っていた機材(フレーム)は最新のものではない。
It is a championship that has redefined the look of pursuiting even if riders from the winning team were riding ‘old’ Argon18 track bikes – not the new ones,
RIDE MEDIA
同じARGON18のフレームを使っているオーストラリアは特注のフレームを使っていたらしい。
と書いてはあるのだが正直写真だけではイマイチ違いがわからない💦
ともあれオーストラリアには新しいフレームが提供されていて
デンマークには提供されていないのは
それまで世界記録を持っていたのが
オーストラリア(2019.03 昨年の世界選手権 3:48.012)で
デンマークは3位だったからなのだろうか。
逆に考えるとこれからはデンマークにだけ提供されるということが起きるのかもしれない。
もちろん他にもデンマークに使ってほしい自転車メーカーが出てくるだろうし、
オーストラリアの自転車連盟とARGON18がそもそも強いつながりがあるからという可能性もある。